基礎知識

  • HOME  >  
  • 基礎知識

knowledge

技工技術について

詰め物や被せ物などの補綴物が医院によって全く違うということをご存じでしょうか?
お口の中に入れる補綴物は材料や咬み合わせ様式はもちろん、
補綴物製作の際の技工作業のプロセスが医院によって千差万別であることをご存じの患者様は少ないと思います。

当院では

① 丁寧かつ精密な形成(土台の歯の形を整えること)
② 型取りと咬み合わせを同時に行える特殊機器を使用
③ 型取りをした後に流す石膏を最も硬く価格の高い超硬石膏に統一
④ 出来てきた模型の咬み合わせを歯科医師自らがチェックし、模型の咬み合わせを調整する
(※ 実はこのプロセスが一番大事なのだが、これを行っている歯科医師、医院はほとんど存在しない!)
⑤ 作業のための模型処理を歯科医師と技工士が共同で行う
⑥ 蝋型(ワックスパターン)の特殊技法による造形
⑦完成した補綴物をまず模型上で適合と咬み合わせを調整
⑧ 患者様のお口の中での精密な適合と咬み合わせの調整
(※ 一般的には30μmの厚みで調整するのが当たり前のところを、
当院では8μmの厚みのレジストレーションストリップスによる引き抜き試験を行い、
患者様の咬み合わせの状態に調和した咬み合わせを補綴物に与える。
「違和感ないですか?」と術者が尋ねる調整法ではなく、術者が明確な基準を持って修復物を調整する。
与える咬み合わせは独自の咬合様式=バッカライズドオクルージョンを採用。
これ以外の咬合様式は患者様のお口の中で現実的に調整不可能で、机上の理論や技術ばかり!)
⑨ 接着力の高いセメントを症例に合わせて選択し、狂いなく装着する
⑩ 装着後の補綴物の咬み合わせを再度確認し、必要であれば微調整を加える
(※ この際にもレジストレーションストリップスですべての咬み合わせを確認する)

といった基準を設けて、一切の妥協なく一つ一つの補綴物を作成し、患者様の口腔内に装着しております。

これほど技工作業に重きを置いて、模型を細かくチェックする医院が他にあるでしょうか?
型取りに技工士や技工所に丸投げし、完成した補綴物を適当に調整し、装着されているケースがほとんどではないでしょうか?
たった1本の適当な補綴物が患者様のお口の中のすべてを狂わせる引き金となります。

補綴物の違いは色や材料だけではありません。医院によって全てが違います。
当院では患者様の口腔内に装着する大切な臓器の一部を、技工の段階から徹底的にこだわって製作・装着しております。

基本方針

歯周病について

悪い咬み合わせから歯周病が始まることをご存知ですか?
咬み合わせ治療なしに歯周病の進行を抑えることはできません。

むし歯1本の治療における怖さについて

当院は保険の治療に対してもすべて当院で開発した独自咬み合わせ技術で治療しています(大変な赤字ですが・・・)。
1本の歯の治療に対しても咬み合わせ理論を無視した治療を行えば、口腔内全体の咬み合わせのバランスが狂い始めます。そして咬み合わせの歪みから全身の歪みを引き起こしていきます。

インプラント治療について

インプラント治療は絶対に受けないでください。非常に危険です。
外科的手術の危険性もさることながら、一番問題なのは咬み合わせ理論と技術がまったくなく治療されているということです。
インプラントにまともな咬み合わせを与えることは不可能です。
その結果、患者様の咬み合わせと身体はガタガタになっています。
当院にもインプラント治療を受け、苦しんでいる患者様が来院されますが、一言で言って哀れです。
咬み合わせは無残に狂い、体調はボロボロ、後の治療は非常に大変です。

世の中には高名で立派そうに見える咬み合わせ理論を持たれている先生方がいらっしゃいますが、
インプラント治療をしているとわかった時点で私は一切その歯科医師を信じません。
真の咬み合わせを追及している歯科医師は、インプラント治療を決してしません。

電磁波過敏症の症状

「電磁波過敏症」で悩んでいる方が増えています。この疾患の症状は

① 頭痛・目が痛い
② 鼻づまり
③ 歯や顎の痛み
④ 異常な疲れ
⑤ めまい・吐き気
⑥ 肩こり・腕の痛み
⑦ 動悸
⑧ 腕や脚のしびれ

等が挙げられます。

これらの症状は悪い咬み合わせからくる症状とほぼ一致しており、元来の悪い咬み合わせに加えて、口腔内の金属類に過敏に反応して全身症状を発症しているのではないかと考えられます。両者ともほとんどの方に強い食いしばりが認められます。金属を除去し、ノンメタルの材料であるオールセラミックスやジルコニアに置き換えるだけではこれらの症状は治まりません。それどころかさらに咬み合わせが不安定になり、症状が悪化するケースが非常に多いのです。
ですから最も重要なのは「咬み合わせを安定させる技術を駆使し、ノンメタル治療を行う」ということです。ただし、このような技術を持っている歯科医師・歯科技工士は世の中にほとんどいません。この症状は「歯を白くすればそれで済む」というような簡単な問題ではありません。当院では独自開発の咬み合わせ治療法でこのような患者様の治療にあたっています。

追記になりますが、ノンメタル治療をしているが、その修復物が咬んでいないもしくはよりひどい咬み合わせになっているケースが非常に多く見受けられます。特に昨今普及しつつあるAIによるデジタル歯科治療で咬み合わせが狂っているケースがとても多いのです。AIには形は分かっても、細かい咬み合わせがわかるはずがありません。人間の咬み合わせの受容閾値はミクロ単位なのですから。この先歯科医療の将来はどうなるのであろうか、当院はその行く末を非常に心配しています。